キャリアコンサルタントの登録方法と活動するために登録するサイト5選

キャリアコンサルタント試験に合格した後は、まず国家資格キャリアコンサルタントWebサイトへの登録が必要です。正式に「キャリアコンサルタント」として活動を始めるための大切な手続きとなります。
多くの方がWeb上で合格発表を確認されているかと思いますが、郵送による正式通知の到着には5日前後かかります。その間、「早く登録したいけど何をすればいいの?」とそわそわしている方も多いのではないでしょうか?
そんな方に向けて登録の全体像や記入のポイントを事前に把握できるようにまとめました。
郵送を待つ間にサクッと目を通しておくと、スムーズに登録が進められます。
また、登録完了後にキャリアコンサルタントの活動においての登録団体についても触れています。
国家資格キャリアコンサルタントWebサイトとは?
キャリアコンサルタント試験に合格しただけでは、まだ「キャリアコンサルタント」と名乗って活動することはできません。正式に名乗るためには、「キャリアコンサルタント名簿」への登録が必要です。
この名簿登録は、国家資格キャリアコンサルタントWebサイト上で行います。登録が完了すると、キャリアコンサルタント証(カード)が発行され、正式に活動を開始することができます。
ただし、カードの到着までには約1ヶ月ほどかかるため、早めに登録申請を行うことが大切です。
すぐに活動を始めたい方は、合格後すぐに申請することをおすすめします。
キャリアコンサルティング協議会、日本キャリア開発協会合わせて毎回約2,500名の合格者がいます。※最新のデータは厚生労働省や試験団体の発表をご確認ください
そのため、登録作業が混雑するタイミングもあり、早めの手続きが重要です。
国家資格キャリアコンサルタントWebサイトの登録ステップ
はがきが届いてからの流れについて紹介します。
合格発表後、4~5日ほどで合格通知書が届きます。写真をアップロードするため、番号などを撮っておきます。
Webサイトにアクセスし、マイページを作成します。新規登録申請では合格番号が必要です。
後ほど紹介する必要書類を準備します。
準備した書類を、簡易書留または特定記録郵便など、追跡可能な方法で郵送します。
郵送先の住所は、マイページまたは合格通知書に記載されています。
書類が受理されると、審査が行われます。
審査には約4週間程度かかりますが、時期や状況により変動する場合があります。
審査が完了すると、登録証が送付されます。
登録証が届いた後、同封の案内に従って登録手数料を振り込んでください。
振込先や金額などの詳細は、登録証とともに送付される案内をご確認ください。
登録で必要なものについて確認しましょう。
キャリアコンサルタント登録に必要な書類
必要な書類について紹介します。
1. キャリアコンサルタント登録申請書
- Webサイトからダウンロードし、自署または署名が必要です。
- 印刷機がない場合はコンビニ印刷などをご活用ください。
※その他には基本入力しませんので、収入印紙を貼って終わりです。
2. 住民票(写し)
- 発行から3か月以内のもの。
- マイナンバー記載なしのものをご用意ください。
- こちらもコンビニで印刷することもできます。
コンビニで印刷する場合は本籍とマイナンバーは記載無しがデフォルトのため、そのまま印刷しましょう。
3. 登録免許税:収入印紙 9,000円
- 9,000円分の収入印紙を、5,000円+4,000円などに分けて購入
- 郵便局または一部のコンビニ・法務局等で購入できます。
- 登録申請書に貼り付けて提出。
4. キャリアコンサルタント登録申請
- 補足の資料になるため、基本の内容で問題ない人は以下の内容を登録してください。
- 氏名
- 申請番号
- 日中の連絡の取れる連絡先
- 変更点なければいいえをチェック
5. 封筒の用意
- 送付する封筒の準備
- 申請書の宛名を印刷か手書きで記入する。
準備ができたら簡易書留にて送付してください。
到着後審査まで3週間ほど時間がかかるため、到着が気になる方は郵便局のWebサイトよりお問い合わせ番号から確認してみてください。
6. 登録手数料の振込(※登録後)
- 登録が完了すると、登録証の交付通知とともに振込の案内が届きます。
- これは登録後に支払うもので、申請時には不要です。
- 8000円を振込
以上で登録に関しての手続きです。
無事登録が完了すればそのままキャリコンリサーチに登録しましょう。
はれてキャリアコンサルタントと名乗ることができます。
引き続きキャリコンリサーチに登録することも含め、その他の登録団体の紹介をしておきます。
キャリアコンサルタント後に登録するサイト5選
正直名前が似すぎていてよくわかりませんでしたが、概要についてまとめましたので参考にしてみてください。
①キャリコンリサーチ
国家資格キャリアコンサルタントの登録情報が検索できる、厚生労働省公認のWebサイトです。日本キャリア開発協会(JCDA)とキャリアコンサルティング協議会による共同運営しています。
団体名 | キャリアコンサルティング協議会 |
公式サイト | https://careerconsultant.mhlw.go.jp/ |
入会費 | 無料 |
年会費 | 無料 |
会員数 | 約7,000名 |
サービス | ・マッチングサービス |
対応地域 | 全国 |
有資格者の信頼性担保と、相談者が安心してキャリア相談できるようにするためにあるサイトのため、登録をしておきましょう。
②きゃりぽ
きゃりぽは、キャリアコンサルタントが簡単に検索できる「キャリコン名鑑」や、キャリアコンサルタントの情報発信をおこなうメディアとなど運営しております。
運営会社 | 株式会社 パレットリンク |
公式サイト | https://www.caripo.jp |
入会費 | 無料 |
年会費 | 無料 |
会員数 | 約1,200名 |
サービス | ・マッチングサービス ・コラム記事閲覧 ・専用SNS ・支援ツール ・案件情報、管理 |
対応地域 | 全国 |
キャリコンサーチと同様に無料のため、登録しておきましょう。
③CDA会員
CDA(Career Development Advisor)とは、日本キャリア開発協会(JCDA)が認定するキャリアコンサルタント向けの資格名であり、会員制度のことも指します。
団体名 | 日本開発キャリア協会 |
公式サイト | https://www.j-cda.jp/ |
入会費 | 5,000円 |
年会費 | 8,000円 |
会員数 | 約21,000名 |
サービス | ・研修の割引価格での受講 ・会員専用研修の受講 ・実践の場の提供 ・毎四半期ごとに発行される機関紙JCDAジャーナルの閲覧 ・各支部による活動サポート |
対応地域 | 全国 |
よくJCDAの試験を受けた人しか入れないと勘違いしがちですが、キャリアコンサルタントの資格を保有していれば入会することができます。
CDA会員とキャリア会員で内容が変わりますので、詳しくはホームページで確認して下さい。
マンパワーに入るとCDAのコミュニティに入れるので、筆者としてはここに行きたかったですが、試験に間に合わなかったので、ヒューマンアカデミーを受講することにしました。
④CCA会員
キャリアカウンセリング協会の会員サービスになります。
団体名 | キャリアカウンセリング協会 |
公式サイト | https://www.career-npo.org/ |
入会費 | 0円 |
年会費 | 3,300円 |
会員数 | 不明 |
サービス | ・更新講習や旬のテーマを盛り込んだセミナー ・キャリアに関するメールマガジン配信(月1回) ・キャリアに関する仕事情報や学習情報のメール配信(不定期) |
対応地域 | 全国 |
GCDF-Japan資格者・CCA会員の2つの会員があり、キャリアコンサルタントの資格保有者はCCA会員になりことができます。
⑤ACCN会員
ACCN(エーシーシーエヌ)は、オールキャリアコンサルタントネットワークの略称で、全国のキャリアコンサルタントが交流し、互いに学び合いながら活動していく事をメインに運用しています。
団体名 | 一般社団法人ACCN |
公式サイト | https://www.allccn.org/ |
入会費 | 2,000円 |
年会費 | 4,000円(入会時期により、2,000円~4,000円に変動) |
会員数 | 約5,800名 |
サービス | ・会員限定継続学習支援サービス ・会員限定動画 ・キャリアコンサルタント専用 団体保険への加入 ・仕事・ボランティアなど各種情報配信 ・講座・書籍の割引 |
対応地域 | 全国(9支部に分かれている) |
年会費は時期によってバラバラのため、内容を確認して登録してみましょう。
以上の5つが登録先としておすすめになります。
更に仕事を増やしていきたいという方は他にも仕事につなげるサービスについて、別記事にて紹介します。
まとめ
キャリアコンサルタントの合格通知が来てから登録する情報について紹介してみました。
取るまでも結構費用がかかりますが、取った後も費用がかかるわりに資格での仕事がないというのを聞きます。
そのため、5年後の更新では仕事に繋がらなかったという理由で更新しない人も多いようです。そこを打破するためにも何かサポートできたらと考えています。