計画が立てられない理由とは?正しい計画の立て方と長期目標・短期目標の設定
計画を立てても計画通りに物事が進まなかったり、途中で計画の変更を迫られた経験はありませんか?
物事を予定通りに進めるには正しい計画の立て方が必要です。
今回はなぜ計画が立てられない原因について理解し、「正しい計画を立てる順序」と「長期目標・短期目標」について紹介します。
計画が立てられない5つ理由
まずは計画が立てられない原因について理解しましょう。あなたはいくつ当てはまりますか?
- 経験が少ない
- メリットを理解していない
- 完璧を求めている
- 見積もりができない
- 本当にやりたいと思っていない
①経験が少ない
夏休みの宿題を計画したことはあるでしょうか?もし失敗していればその時の嫌な経験が残り、回数を重ねる事ができていません。当時は立て方のコツが知らないだけで、何度も計画を立てる練習をすればうまくなっていきます。
計画がうまい人も最初は失敗していると考える
どんなに計画がうまい人がいても才能ではなく練習の成果です。その事を意識して取り組みましょう。
②メリットを理解していない
計画がなくてもなんとかなると思っている人が多いですが、計画を立てる最大のメリットはシングルタスクにできるということです。これが理解できなければ計画を立てたい気持ちが湧いてこないでしょう。
計画は頭の中をシンプルにすることだと理解する
人間はマルチタスクをすることで、生産性が低下します。複数のタスクを計画があることでシンプルになります。
③完璧を求めている
計画段階で内容に凝りすぎて、細かく計画を立ててしまうとうまくいきません。作成時間がかかり疲弊したり、想定と違った時に振り回されてしまいます。
8割で完成させ改善する気持ちで作る
計画は常に変更するものと考え大枠を決める事が大切です。
④見積もりができない
1つの行動や作業に関して時間の把握ができないと計画がうまくいかない場合が多いです。概算でも時間の見積もりができれば計画がスムーズにいきます。
一つの行動や作業の「時間を計る」
1つの作業が1分であれば10個作業する時に10分かかると計算できるように時間を計ることで概算見積もりの精度が上がります。
⑤本当にやりたいと思っていない
心の底から本当にやりたいと思っていないことが一つ原因としてあります。
「どうしても実現したい」という強い意志がなければ計画をたてる意欲が湧きません。その場合はもう気持ちが高ぶらせる為に、できないときのイメージをしてみましょう。
やりたいことが叶わなかった時を想像してモチベーションを上げる
イメージした時に実現できない未来が本当に嫌だと感じれば計画に移しましょう。
計画を立てる順序とは?
プライベートや仕事で計画を立てたいの立てられない場合は考え方の順番が間違っている場合があります。
①目標
②期限
③業務棚卸し
④スケジュール
⑤期限の調整
⑥失敗した時の代案
まずは①目標を立て→②期限を決めて→③仕事や業務・やるべきことを棚卸して→④スケジュールを設定して→⑤期限に無理があれば調整して→⑥仮に失敗した時の代案を考える
このような順番を大枠で決めることで、目標や目的地に向かって進むための道しるべになります。
旅行の計画をイメージするとわかりやすいです。
①目標:〇〇県でご飯を食べてアトラクションに乗りたい
②期限:○月✕日に行きたい
③業務棚卸し:行くの新幹線を使う・道の駅による
④スケジュール:この日までにチケットを取る
⑤期限の調整:早めに取れたので日付けを前倒しする
⑥失敗した時の代案:雨が降った時は水族館に変更する
計画を立てる細分化
・目標に到達するまでにどういった段階を踏む必要があるのか?
・その段階をクリアするためにはどの程度時間が必要か?
・その段階は本当に必要なのか?
細かな部分に分けて考える事で計画が立てやすくなります。
しかし綿密に計画を立てても予定通りに実行できるとは限りません。
途中で思わぬアクシデントが起こったり外的な要因で変更を余儀なくされる場合もあります。
期限には余裕を持って立てるようにしましょう。
突発的な事態にも対応できるように計画を立てることが『正しい計画』作成への第一歩となります。
具体的な目標を決める
正しい計画に最も必要なことは計画当初に定めた目標を達成することです。
計画を立てるということは=目標を達成するためです。
目標設定の具体化
目標を決めるときはまず自分に質問して紙に書き出すとイメージしやすいです。
わかりやすい言葉にする事が大切です。
□目標は何なのか?(具体的なイメージ)
□どういったことを達成するのか?
□成果はどのようなものなのか?
□目標を達成した後はどんな未来が待っているか?
□可能な目標なのか?
□いつまでにやりたいか?
例えばダイエットをしたい場合
「痩せれるといいなー」のようなあやふやな目標ではなく「2ヶ月で4kgの体重を減らす」など客観的に見て達成がはっきりしている指標が良いです。
目標を達成するために数値を出すとより具体的になります。
・毎食の摂取カロリー計算
・1日の運動消費カロリーの計算
目標を数値化してやる事を分解することで計画が立てやすくなることが理解いただけたと思います。
『長期目標』と『短期目標』
この目標設定にはもう少し深掘りしなければならず、せっかく目標を立てたとしても大きい目標だと、スケジュールに落とし込む事ができません。
三日坊主にならないためにも計画作りに大切な長期目標と短期目標について紹介します。
大きな目標だけを立ててしまうと「アクシデントによる進捗の遅れ」や「目標の高さ」に挫折してしまいます。
そこで目標を設定する時に長期的に達成したい目標と短期的に達成したい目標を作る事が大切です。
小さな目標を達成していくことで最終的な目標に向けて進んでいることが実感できます。
長期目標=夢
長期目標とは到達したい最大の目標です。
長期目標は夢や理想といった大きな目標を立てることです。
長期目標は数値にできると良いです。
数値化していると途中経過が見たい時に計画通りかどうか確認ができます。
・ダイエットで体脂肪率15%以下や体重10kg減
・10年後に独立して月収100万円を目指す
・5年後までに貯金を100万円にする
・TOEICで800点を目指す
このようにわかりやすい数字が必要です。
短期目標=モチベーション維持
長期目標で設定するような大きな目標はスタートする時のモチベーションに繋がります。しかし達成までに時間がかかってしまいます。
時間がかかると結果が見えづらく途中で投げ出してしまいたい気持ちになりやすいので『短期目標』を設定することで継続できます。
短期目標は階段をイメージするとわかりやすいと思います。
高い目標に到達するために一段一段クリアすることで確実に目標に向かっていると感じられる事がポイントです。
期間は1週間や1日で身近なタスク(作業)を目標に決めると良いです。
小さな達成を積み重ねる成功体験を繰り返す事でモチベーションを高く維持することができます。
このように毎日や週の状況に落とし込みます。
気持ちが折れそうな時
達成後のイメージを持ちましょう。トラブルや挫折によって「計画達成を諦めてしまいそう」になることもあります。計画の目的や達成後のビジョンをイメージしておくことで持ち直しましょう。
達成後のイメージを言語化したり紙に書き出しておくことも達成の重要なカギになります。
まとめ
正しく計画を立てるといち早く目標に近づけます。毎日行動することで迷いもなくなり、日々の過ごし方が重要になってきます。
大きな目標(夢)を書き出し長期目標・短期目標を作って行きましょう。
計画が間違っていると思えば修正することで経験値が上がってきます。
仕事や人生の目標を達成できるように早速計画を立ててみましょう。
目標をしっかりと持ちたいと考えている人はキャリアコーチングもおすすめです。