転職のすすめ方がわからない?転職メンターの活用方法とおすすめサイト3選
「働き方改革の影響」や「終身雇用の崩壊」で働く人たちの意識が大きく変わりました。
ワークライフバランス重視する人やノマドワーカーの様なフリーランスになりたい人など、価値観が多様化しています。
その影響で転職サイトも多様化しており、どのようなステップを踏めば「目指したい自分」になれるのか目的を見失ってしまいます。
そこで今回は複雑な社会でも目的を見失わず、寄り添った対応ができる「転職メンター」の存在とメンターを見つける「おすすめサイト」について紹介します。
メンター自体も聞き慣れない方にもわかるように、細かく解説していきます。
- 会社の状況が悪くなり急に転職を考えないといけない
- 職場の人間関係に耐えきれず急遽会社をやめた
- 初めての転職で何をすればいいかわからない方
メンターとは?
メンター(Mentor)とは、日本語で「指導者、助言者、相談者」と訳されます。
指導を受ける側の事をメンティー(Mentee)と呼び、指導方法の事をメンタリング(Mentoring)と言います。
- メンター:助言・指導する人
- メンティー:助言・指導を受ける人
- メンタリング:メンターがメンティーの自発的な成長を支援する指導法
海外では一般的に利用されているのですが、日本ではまだ馴染みがないと思います。
最近は日本の企業でも注目されており「トヨタ、資生堂、キリン」など有名企業もメンター制度を導入しています。
ビジネスにおけるメンターの役割として、新入社員や若手社員に「相談、助言、指導」し先輩社員が仕事やキャリアの手本となって、個人の成長や精神的なサポートすることを目的として活用が広がっています。
これは直属の上司の仕事として認識される事がありますが、基本的にはまったく業務が違った社員や外部に委託するケースになります。
それはメンターとは仕事と関係がないことが重要で「仕事を振られたり」「上下の関係」があると本音を引き出すことができない場面があるからです。
メンターが必要な理由
ではなぜこの様な制度が広まりを見せているのでしょうか?
海外ではカウンセリングの文化もありメンターは当たり前の存在になっています。
日本と違って陸が続いている国は「様々な民族や人種」が住んでいて「色々な生活スタイル」がある為、この制度は早くから受け入れられていました。
様々な価値観があることでメンターが文化として根付いてきました。
日本でも冒頭でもお伝えした通り、多様性を認める社会であったり、テクノロジーの進化で、様々な価値観が生まれ多くの選択肢が増えました。
いい面もありますが、選択肢が多すぎることで情報が少なく、また目指す方向がわからなくなり目的を見失ってしまうのも当たり前の事です。
こういう状況ではメンターという存在が必要になってくるのも当然だと言えます。
・目的や悩みについて、アドバイスやガイダンスを与えてくれる人
・様々な観点から個人の成長をサポートしてくれる人
利用する人も本当気軽に利用しており、またインターネットが発展したことで簡単に人と繋がることができます。
転職メンターの重要性
メンターの存在について話をすすめて来ましたが、この役割として今日本で一番重要になってくるのが転職メンターの存在です。
数年前までは「転職=悪」と考えられていましたが終身雇用も崩壊しつつある社会では「一度も転職した事がない人=悪」とまったく逆の価値観になっています。
急に反対の価値観が普及したことで、何の準備もなく、参考にできる人が近くにいない為、転職で失敗する人が相次いでいます。
失敗してもまたやり直せばいいのですが、一度失敗するとまたなかなか一歩が踏み出すことができません。
一度転職をするとその職場が合わなかったとしても、短期間でやめてしまうことにネガティブな意識を持つ人が多く、我慢していくうちにある程度慣れてしまいます。
そうなると環境が悪いと感じながらも前に進めないことがあります。
準備に苦労する
しっかり調べてから転職すればいいのですが、実際は転職に関する情報はインターネットを調べるとある程度しか出て来ず、上位表示されるほとんどが転職サイト側の意見のため、鵜呑みにすることはできない情報もあります。
そこで業界の経験者であったり、似た価値観の人が転職メンターとして存在してると心強いです。あなたに寄り添って意見をくれて、目指すべき目的の達成につながります
転職エージェントの違い
転職エージェントも近い存在ではありますが、大きな違いとして「必ず転職をさせたい」という気持ちが強くあります。
ビジネスモデル上、仕方のないことですが転職者の気持ちよりも目の前のノルマや自身の評価をあげるために間違ったアドバイスや希望とは違った業界を勧めてくる人も一定数います。
一方転職メンターは「今は転職をしない方がいい」という選択肢も持っており、希望の職業に就職させるためのアクションプランなども考えてくれます。
もちろんメンターに依頼する以上費用はかかりますが、会社によっては年収が何百万と変わってくる世界でいうと微々たるものになります。
メンタルが保てる
本来の目的である精神的サポートがあることが、一番大切なことです。
転職活動は一人でおこなうには考えることが多すぎて、一番危険なことはメンタルを崩してしまい正常な判断ができなくなることです。大げさのように聞こえますが、何度も入社お見送りの通知がくるとどうしてもネガティブな気持ちになり、早く受かって楽になりたいという気持ちから行動がおかしくなることはよくあることです。
日本人の特性として頼りにするのが苦手という方も多いですが、色々なメンターがいるので、価値観が合う人を探したり、話をしていく上で相性のいい人を見つけることができます。
転職の進め方
転職の進め方は大きく4つに分類されます。細かくはその人にあったカスタマイズが必要ですが、ここでは簡単に紹介していきます。
またメンターの活用できる部分についても触れていきます。
1.転職活動前にするべきこと
今の仕事を整理する(引き継ぎができるようにする)
退職日を決める
情報収集をする(求人数を見たり、業界知識の情報収集)
転職前に準備するとうまく進むことは間違いないですが、一時的な感情で「もう辞めてやる」ということも多いと思います。もしくは辞めたい気持ちが強すぎると、他の準備も大した内容にならないことが多いので、こういう場面ではメンターの力が発揮されます。
2.転職活動(書類作成・応募)
職務経歴・書類を作成する
非公開求人を確認(転職エージェント登録)
スカウトやAIなどのおすすめも利用し応募する
「就職しながら転職する場合」と「辞めてから活動する場合」によっても違いますが、やることは多いです。目的によって転職サイトも数多くあるため、「どのサイトを選ぶことが一番効率がいいか」や「サイトの特性を活かした方法」などメンターに聞くことも多いです。
3.面接対応
会社分析をする
想定質問と逆質問を考える
アピールポイントをカスタマイズする
せっかく書類を通過しても面接では一瞬で落とされることもあります。しっかりと分析をしなければいけませんが、そもそも業界に詳しくなかったり、企業研究に慣れていない職種の方も多いと思います。分析方法のわかっている営業経験のあるメンターであればかなり強い味方となってくれます。
4.入社してからすること
ルールを確認する
結果を出す
今までのやり方を肯定する
転職は入社してからが大事になります。最初の印象によって、その人のイメージをずっと引きずることになり見え方が違ってきます。ここをしっかりフォローできるメンターは信頼性を感じることができるでしょう。
転職メンターを見つけるサイト3選
転職メンターの重要性が理解いただけたのではないでしょうか?
ではどういった媒体を使えばメンターに出会えるのかサイトを紹介していきます。
すべてオンラインでマッチングできるサービスになります。
MENTA(メンタ)
公式サイト:https://menta.work/
MENTA(メンタ)は2018年にサービスを開始しクラウドソーシングで有名な「ランサーズ」が運営しています。
月額制や単発などの利用方法があり、料金もメンターによって幅広くあります。
- 「悩み相談」のカテゴリーを選択すると転職の相談に乗ってくれる人を探すことができます。
転職メンターとしてはまだ数は少ないですが、メンターというものがわかりやすい形で触れることができます。
coconala(ココナラ)
公式サイト:https://coconala.com/
coconala(ココナラ)は2012年に設立しており、吉岡里帆さんを起用したCMで認知度も高いサービスです。
テキストや電話、ビデオ通話などサービスを受ける方法が選べることができます。
カテゴリーは細分化されており、3回選択することで転職相談のカテゴリーがあります。
- 学習・就職・コーチング > 就職・転職の相談サポート > 転職活動の相談
登録数も多く、色々な経験やスキルを持っている人が多いので、自分の求めている人に出会うことができます。
coachee(コーチー)
公式サイト:https://coachee-hr.com/coachee/
coachee(コーチー)は2021年に設立しており、キャリア相談に強いサービスになります。
後発のサービスではありますが、まさにメンターが必要だと感じる仕様になっています。キャリアについて細分化されて相談ができるようにサイト設計されています。
- 「コーチを探す」から検索条件を指定すればあなたにあったメンターが見つかるはずです。
初回無料相談という機能も実装されているので、一歩が踏み出しやすくより手軽にサービスを利用できます。
まとめ
今回は転職メンターの重要性について解説しました。私自身もメンターとして登録しているので気になる方は是非チェックしてみてください。
転職は一人でするとなかなか大変ですが、誰かと一緒にするという感覚がわかると一気に視野が広がります。
一度どこかのサービスを覗いて見てください。