履歴書を手書き依頼する人は頭おかしい?手書きかパソコンどっちが正解?
履歴書を書く際に手書きかパソコンのどちらで作成するか悩むときがありませんか?
手書きで書かないといけないの?
履歴書をパソコンで作成すると評価が下がるの?
転職を検討する方から、このような声がよく聞かれます。
手書きで履歴書を依頼してきた人は頭おかしいんじゃないか?と思うこともあります。
手書きの履歴書と、パソコンで作成した履歴書では、転職活動の選考結果に影響はあるのでしょうか?
この記事では手書き、パソコン作成、それぞれのメリット・デメリットについて紹介します。
自分の転職活動のスタイルに合わせて、最適な作成方法を選びましょう。
頭おかしい?履歴書を手書きで依頼する人の特徴
現在のようなパソコンやスマホが普及した時代に履歴書を手書きで依頼されると「なんで?」と思わず言ってしまいそうですよね。
また転職も当たり前になりつつある時代に1社だけを受けるわけでもなく、色々な企業を受けるのに手書きで書いている暇などありません。(未だにハローワークとかでは手書きじゃないとダメなこともありますが…)
こういう人(会社)には気をつけた方がいい特徴を3つ紹介しておきます。
・ただ古い慣習になっている(長く続いている中小企業に多い)
・紙で管理したいと思っている(情報の取り扱いが紙ベース)
・パソコンのスキルが足りていない(田舎でときどきある)
なんの根拠もなく、「古い風習」や「古い体質」の人が手書きをすすめてくる場合は気をつけた方がいいでしょう。
履歴書は手書きでもパソコンでも評価は変わらない
履歴書を手書きで書いても、パソコンで作成しても評価は変わりません。
実際に、企業人事の8割以上が「履歴書が手書きでなくても評価は下げない」というデータがあります。
PRTIMES
応募先企業から指定がない場合、履歴書は手書きとパソコンのどちらで作成しても問題はありません。
ただし新卒採用と中途採用では少し考え方の違いがあります。
上記のように、新卒採用の場合は手書きが好まれる傾向があります。
しかし中途採用の場合は内容が重視されるため、作成方法が合否の決め手になることはほとんどありません。
手書きの文字で誠意をアピールしたい、効率的に転職活動を進めたいなど、目的に応じて作成方法を選ぶといいでしょう。
それでも手書きかパソコン作成のどちらにするか迷って、不安を感じる方もいるかと思います。その場合は企業に直接、確認してみるという方法もおすすめです。
採用側の推奨しているフォーマットがあるか確認する
パソコンで作成して良いかダイレクトに聞いても問題はありませんが、「御社が推奨するフォーマットはありますか?」など、応募先企業の意向をうかがう姿勢をアピールすることでより真摯さが伝わります。
履歴書は決まったフォーマットがないため購入の際は以下の3つについて気をつけましょう。
・市販の履歴書は記入項目や用紙サイズに違いがある
・アピールしたい項目がある履歴書か確認する、記入しづらいフォーマットは避ける
・企業から用紙のサイズを指定される場合がある
次に手書きとパソコン作成のそれぞれのメリットとデメリットについてどのようなものがあるのか解説していきます。
手書き履歴書のメリット(採用側の意見)
誠意が伝わる場合もある
例えば商品を購入した際に手書きのメッセージが届くと、誠意が伝わり「またこの人から買いたい」と思うときがありますよね?
会社の営業手法として手書きの手紙を送っている企業もあります。(Salesforceのような大手もやっています。)
時間のかかる手書きには、「自分のために時間をかけて手紙を書いてくれた」と相手を喜ばせる効果があります。
タイピングの文字より温かみがあり、気持ちもよく伝わります。
ビジネスでもプライベートでも、あえて手書きにすることで思いを込めたことが伝わり、「丁寧な人」「礼儀正しい人」という印象をより強めます。
目立つこともある
転職に関する情報がほとんどデジタル化してきており、現代では逆に手書きのほうが目立つ傾向にあります。
採用担当者も数ある応募者から履歴書を確認する時に手書きがあると「お?」と興味や関心を引くことは想像できると思います。
採用担当者によりますが、手書きの履歴書から「人柄」や「熱意」をチェックしようとしています。
丁寧に美しく読みやすい文字で分かりやすい文章を履歴書に書くことで、プラス評価を得られる可能性がある
また、以前は「履歴書は手書きで作成するもの」と考える採用担当者もいたため、手書きで作成したこと自体がマイナス評価につながるリスクはほぼないでしょう。
ですがあえて手書きにしていると伝わらなければ「パソコンが使えないのでは?」と思われる可能性もあるため注意が必要です。
手書き履歴書のデメリット
作成に手間と時間がかかる
応募する企業が複数ある場合、それぞれに1部ずつ丁寧に作成しなければなりません。
履歴書は正式なビジネス書類として扱われるため、誤字脱字はNGですし、修正液や修正テープの使用も悪い印象を与えます。
そのため、履歴書を書き上げたあとに、誤字脱字に気づいたり、内容を修正したくても、一から書き直さなければなりません。
文字でどうしても誠意を伝えたい、応募書類の作成に時間がとれるという方におすすめなのが手書きでの履歴書作成だと言えます。
PC履歴書のメリット
簡単に修正ができる
誤字脱字をしてしまったり、内容を一部修正したくなったときでも、該当部分だけをすぐに修正することが可能です。
その分の時間と労力を別の転職準備にあてることができます。
スピードアップ、効率アップができる
履歴書をパソコンで作成して保存しておけば、志望動機や自己PRなどを書き換えるだけでほかの企業への応募時に利用できます。
多くの企業に応募する方にとって、履歴書を企業ごとに一部ずつ作成するのは手間と時間がかかりますよね?
特に働きながら転職活動をする場合は、時間の節約がとても重要です。
履歴書作成にかかる手間を省くことが転職活動自体を成功する可能性を高めてくれるかもしれません。
PC履歴書のデメリット
ケアレスミスをする可能性がある
パソコンに保存した履歴書を別の企業向けに再度利用する際に、内容を修正し忘れて提出する可能性があります。
簡単にたくさんの履歴書を作成できますが、その手軽さの反面、ミスを誘発する可能性もあるので企業に履歴書を提出する前に必ず内容を確認しましょう。
手書き派とパソコン派の企業特徴
履歴書は手書きでもパソコンでもどちらでも評価はほとんど変わらないことが分かりましたが、少なからず手書きを推奨している企業もあります。
手書き派とパソコン派のそれぞれの企業の特徴や理由についてみていきましょう。
・現代の流れに沿って柔軟な対応ができる会社
・パソコン入力のため、行間、字体が整っていて読みやすい
・パソコンのスキルチェックも同時に行える
パソコンでの書類作成を良いとする企業側の理由
といったものがありました。
いずれにせよ応募先企業から作成方法の指定がない場合、前述のとおり履歴書の作成方法自体が選考結果を左右することはほぼありません。
採用担当者にとって履歴書の形式は、選考材料が増える可能性がある、保存・管理などの方法が変わるという程度のものに過ぎません。
・年功序列の企業で、安定しているが古い会社
・手書きの文字から、人柄や熱意を確認するため
手書きの書類作成を良いとした企業側の理由
という声が聞かれました。
手書きで履歴書を作ると評価が高くなるということではなく、手書きの文字、書き方を選考要素の一つとすることができるため、手書きが良いと考えられているようです。
まとめ
手書きかパソコンどっちが正解かわからない。と言った意見に対してメリットとデメリットを知ることで自分がどちらで作成することがあっているか理解いただけたのではないでしょうか?
「手書きでかけという人は頭がおかしい」と言いたくなりますが、現代ではメリットになることもあります。
履歴書の手書きかパソコン入力のどちらが良いのかという話しをしてきましたが、履歴書で一番大切なのは志望動機や自己PRなどの実績です。
しっかりとした企業が求めることを書かなければ書類選考で落ちてしまいます。
そのために大切なことは自己分析や言語がをしっかり行い企業にアピールすることです。
手書きがいいからといって、必要以上に書くことに時間を取られ過ぎないように注意しましょう。
今は履歴書を作成するサービスもありますので、自己分析が苦手な人は時間短縮してみてください。